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帰宅困難者について |
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帰宅困難者 |
必ず起きるといわれている大地震ですが、いつ起きるかわかりません。もし大都市で平日の昼間に大地震が起きたら、学校や職場、買い物先で遭遇し、交通機関が壊滅状態のため、その日のうちに帰宅できない「帰宅困難者」と呼ばれる人たちでいっぱいになることが予測さえています。 |
【予測】 |
東京で平日の日中に大地震が起こった場合、首都圏全体で約650万人の帰宅困難者が出るといわれています。 |
大阪で平日の日中に大地震が起こった場合、約203万人の帰宅困難者が出るといわれています。 |
震災直後、最低3日間は交通機関の復旧や救援体制が整わないといわれえています。そこで自力で歩いて帰ることを想定しておかなければなりません。 |
シミュレーション |
実際に歩いて帰る予行練習をしてみましょう。 普通に歩いているといつもは気づかない、障害物、水場、トイレなど帰宅するまでのポイントになる事柄をいろいろ発見できると思います。 |
1.歩きやすく、底がゴム製などの厚めのしっかりした運動靴 |
2.体力の確認 |
無理をしない。震災時には1泊する気持ちを持つ |
3.持ち物の確認 |
ラジオ、ペンライト、笛、万能ナイフ、携帯電話、携帯電話の充電器、水、地図 など |
4.幹線ルートを選択 |
震災時、情報量が多く、安全性が高い |
街中・住宅街の危険物 看板、窓ガラス、自動販売機、ブロック塀、植木鉢、室外機、屋根瓦など |
<チェック> |
【道路】少し遠くても幹線道路を歩きましょう。 |
(予想) |
電柱が折れて道をふさいだり、電線がぶら下がったりして危険である。 |
自転車や二輪が倒れて積み重なり、歩道をふさいでいる。 |
自動販売機が歩道に倒れて、道をふさいでいる。 |
ガラスや看板、室外機などが落ちてくる。看板、窓ガラス、自動販売機、ブロック塀、植木鉢、室外機、屋根瓦など |
橋の強度(比較的新しく、安全性と高い など)を知っておきましょう。 |
橋を渡る人は、震災時、津波に関する情報をマメに入手しましょう。 また橋が倒壊している場合、回り道になっても渡ることができる橋を探してください。但し、津波が堤防を襲う危険があるので、堤防を歩かずに迂回することが大切です。間違っても泳いで渡ることは絶対にしてはいけません。 |
【夜】待機場所などで、一時避難(一泊)することを考えましょう。 |
震災時は、外灯もなく、真っ暗になることが予測されます。普段でも、暗くなると早く帰ろうとあせりがでます。そうなると、足元が見えずつまずいたり、道に迷ったりと、より一層危険になるので、夜は動かないほうがいいと思います。 |
【その他】 |
自宅が倒壊している可能性があるので、震災時は家族とどこで落ち合うか事前に決めておきましょう。 |
【ポイント】 |
1時間おきぐらいに、こまめに休憩をとりましょう(水分補給など)。 |
「災害時帰宅支援ステーション」のステッカーが貼ってあるお店では、震災時、情報、トイレ、水道水などの協力をしてもらえるのでチェックしておきましょう。 |
ガソリンスタンドなども休憩所として利用できるところがあるので、チェックしておきましょう。 |
建物の倒壊やガラスの飛散などで、震災時は平均1時間に4kmほどしか進めないそうです。 |
歩いて帰れる範囲は、20km〜30kmが限界であるといわれています。 |
革靴やヒールで歩くのは、厳しいと思います。 |
他の帰宅ルートも調べておきましょう。 |
実際に大震災が起これば、道路は人でいっぱいになり、身動きすらできないことが予測されます。そこで将棋倒しや余震などで、とんでもない大惨事に巻き込まれることもあるので、その日は帰宅しないという選択も考えましょう。 想定外なことがたくさん起こると思います。デマやパニックに巻き込まれず、とにかく落ち着いて行動しましょう。 |
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