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普通の波は海面(表面)だけの揺れですが、津波は海底の地盤が上下して起こるため、海底から海面までのすべての海水に伝わり四方へ波動する現象のこと。津波は地震や海底変動の大きなエネルギーが形になったものなので、そのパワーは通常の波と比べて桁違いに大きいです。 |
津波 |
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津波発生のメカニズム |
1.地震による海底面の隆起沈降が、海水の上下変動を起こします。 |
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2.波となって四方に伝わります。 |
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3.水深が浅くなるにつれ、波が高くなります。 |
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4.陸へと波が打ち上げられます。 |
津波の特徴 |
津波の速さはジェット機並み |
津波の速さは時速数100km、ジェット機波の速さになる場合があります。海が深いほど高さは低くてスピードは速く、海が浅いほど高さは高くてスピードは遅く伝わっていきます。 |
津波は想像を超える高さでやってくる |
水深が浅くなるにつれ津波の速度は遅くなり、後ろから追いついた津波が馬乗りのようになって急激に高く盛り上がって襲ってきます。津波が海岸を駆け登ることを遡上といい、時には数10mに及ぶことがあります。また、津波の高さは海岸付近の地形でも大きく左右され、V字谷のような特殊な地形の場所では急激・異常に高くなることがあるので、特に注意が必要です。 |
津波は繰り返し襲ってくる |
津波は1度だけではなく、2度、3度と繰り返し襲ってくる場合が多く、第1波よりも第2波、第3波の方が大きいことがあります。 |
引き潮がなくても津波はやってくる |
津波の前には潮が引くといわれます。しかし、地震の起こり方や震源付近の地形によっては引き潮が起こらず、突然津波が襲ってくることがあります。 |
津波には巨大な破壊力を持つ |
津波の波と普通の波は全く異なり、50cm程度の津波でも立っていることができません。津波は、巨大な水の塊が迫ってくる現象で、津波の高さが1mを超えると木造家屋が部分破壊を起こし、2mを超えると全面破壊されてしまいます。さらに石造家屋でも津波の高さが8mを超えると、また鉄筋コンクリートの建物でも16mを超えると全面破壊されてしまうそうです。津波は波だけでなく、さまざまな漂流物とともに襲ってきます。 |
津波から身を守るためには |
地震を感じたら、すぐに避難! |
津波の速さは時速数100km、ジェット機波の速さになる場合があり、津波が見えてから逃げても間に合いません。 特に海辺では、揺れ=避難を心がけてください。 また、揺れを感じなくても、警報や注意報が出た場合もすぐに避難をしてください。 |
遠くより、高く! |
海岸から「より遠く」ではなく、「より高いところ」へ避難してください。 津波の来襲が早く、高台などへの避難が間に合わないようなときは、できるだけ高くて頑丈な建物の上の階(3階以上)を目指して逃げてください。 |
揺れが小さくても油断しない |
体に感じる揺れ方(震度)とマグニチュードは別です。揺れが小さな時も、大津波が来襲したことも多々あります。小さな揺れでも、長い時間ゆっくりとした揺れを感じたときは、直ちに避難してください。 |
警報や注意報が解除されるまで海辺に近づかない |
津波は1度だけではなく、2度、3度と繰り返し襲ってくる場合が多いです。また、第1波よりも第2波、第3波の方が大きいこともあります。警報や注意報が解除されるまでは、絶対に海辺に近づかないでください。 |
正しい情報を入手 |
ラジオやテレビ、広報車などから、正しい情報を入手するようにしてください。 |
津波予報の種類 |
津波警報 大津波 (予報の種類) |
解説 |
高いところで3m程度以上の津波が予想されます。厳重な警戒が必要です。 |
発表される津波の高さ |
3m、4m、6m、8m、10m以上 |
津波警報 津波 (予報の種類) |
解説 |
高いところで2m程度の津波が予想されます。警戒をしてください。 |
発表される津波の高さ |
1m、2m |
津波注意報 津波注意 (予報の種類) |
解説 |
高いところで0.5m程度の津波が予想されます。注意が必要です。 |
発表される津波の高さ |
0.5m |
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