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風邪・インフルエンザとは |
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風邪・インフルエンザとは |
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風邪は、ウイルスの種類によりますが、一般的に熱、咳、鼻水など比較的症状は軽く、全身症状があらわれることはまれです。またウイルスの感染力もあまり強くありません。 一方インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。突然38度以上の高熱が出、激しい倦怠感や関節痛、のどの痛み、呼吸困難、時には肺炎を起こしたりすることもあります。 |
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風邪の主な症状 |
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症状は比較的軽く、熱は出ても37〜38度くらい。くしゃみや鼻水、せき、のどの痛みなどの局所症状です。おおむね3日〜1週間程度で治ります。 |
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インフルエンザの主な症状 |
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感染すると、1〜3日の潜伏期間後、、突然38度〜40度にも及ぶ高熱が出ます。加えて、頭痛、悪寒、関節痛、鼻水、咳、痰、のどの痛み、全身の倦怠感など、全身症状がみられます。感染力も強いです。 |
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[主な風邪の病原微生物について] |
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風邪の原因の8〜9割はウイルス感染によるものといわれています。その他、細菌やマイコプラズマ、クラミジアといった微生物が原因となることもあります。 ちなみに、風邪を引き起こすウイルスは、インフルエンザウイルスやライノウイルス、アデノウイル、RSウイルスなど200種類以上にも及びます。 |
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ウイルス |
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インフルエンザウイルス |
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インフルエンザウイルスは、その性質により、A型、B型、C型の3つの型があります。中でも大規模な流行を起こすのは、感染力の強いA型とB型です。 高熱や激しい倦怠感や関節痛、のどの痛み、呼吸困難、時には肺炎を起こすなど、風邪よりずっと重い症状が現れます。 |
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ライノウイルス |
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ライノウイルスは100以上の種類があります。一年を通じて見られ、鼻かぜタイプのウイルスです。 風邪の原因の多くはライノウイルスであるとされていますが、このウイルスは高い温度が苦手なので、通常、外気の影響で温度が低くなりやすい鼻やのどの粘膜という上気道に限局し、頭痛やのどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみが起こります。 |
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アデノウイルス |
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アデノウイルスは40以上の種類があり、プールで感染するプール熱(咽頭結膜熱)もそのひとつです。 風邪だけでなく、胃腸炎や咽頭炎、結膜炎の原因になっています。 |
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エンテロウイルス |
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エンテロウイルスは、鼻風邪ウイルスで知られるライノウイルスに次いでよく見られるウイルスです。ポリオ、コクサッキー、エコーウイルスもこのグループに属しています。 夏から秋にかけて多く発症し、風邪だけでなく、下痢やまれに髄膜炎の原因になることもあります。子供の夏の風邪で知られる手足口病やヘルパンギーナを起こすウイルスもエンテロウイルスに属しています。 |
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RSウイルス |
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RSウイルスは、一年を通して感染が見られるウイルスです。 小児の場合、ウイルスが肺の奥に入り込み、呼吸困難を引き起こすこともあります。特に新生児は要注意のウイルスです。 |
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パラインフルエンザウイルス |
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一年を通じて見られ、主に小児に感染が見られるウイルスです。4つの型があり、おたふくかぜのムンプスウイルスもこのグループに属しています。 子供では、鼻炎や咽頭炎のような上気道の炎症、細気管支の炎症を起こすこともあり、子供にとっては怖いウイルスです。 |
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ウイルス以外の微生物 |
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細菌 |
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風邪に関係する細菌には、肺炎球菌、インフルエンザ菌、A群β溶連菌などがあります。 ちなみにインフルエンザ菌は、昔、インフルエンザに感染している人の鼻咽頭粘膜からこの菌が見つかり、インフルエンザの原因菌であると間違って発表されたことから名付けられました。 インフルエンザはウイルスであり、インフルエンザ菌はインフルエンザウイルスとはまったく異なるものです。 |
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マイコプラズマ |
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マイコプラズマ菌が肺に感染して起こります。しつこい咳が特徴で、1ヶ月以上続くこともあります。加えて、鼻水や高熱が出ることもありますが、一般的には、比較的元気で、全身状態がよいのが特徴です。 4年に1度流行する説もあり、「オリンピック熱」とも呼ばれています。 |
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クラミジア |
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飼っている小鳥から感染することからオーム病とも呼ばれるクラミジア。 重症の肺炎を引き起こすことがあります。 |
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