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猫の熱中症対策
猫の熱中症対策
 猫は犬と比べて暑さに強いとはいわれています。
 というのも、猫は発汗作用による体温調節ができないので、蒸し暑い日は日陰で風通しの良い場所を探して寝転がったり、体を舐めたりして、体力温存、体温調節を上手に行っているからです。
 しかしそれにも限度があります。
 猫は汗腺が人間にくらべると少なく、発汗によって体温を調節することができません。そのため体温が急激に上昇すると、それを下げることが難しいのです。
 猫の体温は38〜39度前後といわれ(子猫はそれより少し高く、老猫は少し低いそうです。)人間より高いです。体温が41度を超えると脳障害を引き起こすことがあり、命を落としてしまうことにもなります。
 限界体温までに2〜3度しかないので、飼い主さんはより気を配ってあげてください。
原因
猫の熱中症を引き起こす原因には、以下のようなものが多いです。
◆閉めきった室内で留守番をさせる。
空気の流れがなく、閉めきった室内は、想像以上に室温が高くなります。
長い時間、涼しい場所に移動ができず、水が飲めない場合はいっそう危険です。
◆車内で留守番をさせる。
日差しの強い駐車場でエアコンをつけずに停車した車内は、熱がこもり車内の温度は急上昇します。
たとえ窓を少し開けたとしても、それだけでは換気が十分とは言えず心配です。
◆キャリーケースでの移動時。
狭く蒸し暑いキャリーケースの中は、熱中症になりやすいです。
症状
熱中症になった猫には、次のような症状が見られます。
口を開けたまま、ハァハァと苦しそうに呼吸を行う。とても息苦しそうです。
よだれを垂れ流す。
目や口の粘膜の充血
ふらついて倒れてしまう。
悪心や嘔吐、下痢をする。
さらに悪化すると、
虚脱や失神、筋肉のふるえが見られたり、さらには全身性のけいれん発作を起こしたりする。
意識が混濁し、呼びかけにあまり反応しない。さらには、完全に意識がなくなる。
吐血や下血(血便)、血尿といった出血症状が見られる。
最悪、ショック状態で死に至ることがあります。
熱中症になりやすい猫
◆短頭種の猫種・・・ペルシャなど
短頭種の猫種は体の構造上、スムーズな呼吸がしづらく、暑いほどさらに悪化してしまいます。
◆肥満気味の猫
肥満気味の猫は脂肪によって体内に熱がこもりやすいです。また首のまわりの脂肪によって呼吸機能が低下し、呼吸による体温調節が難しくなるため熱中症になりやすいです。
◆子猫や老猫
子猫や老猫は体の生理機能が未発達だったり、逆に衰えていたりして体温調節がうまくできず、熱中症になりやすいです。
◆心臓や呼吸器が弱い猫
心臓や呼吸器が弱い猫は、循環機能や呼吸機能がうまくできず、体温調節が難しいため熱中症になりやすいです。
◆北国生まれの猫種
北国生まれのノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなどの猫は、被毛の構造や量からしてとても熱さに強くありません。またアメリカンショートヘアなどの猫も、冬場の食料不足を克服するために体内に脂肪を蓄える体質を持っています。そのため体内に蓄積された熱が外に放出されにくい構造になっており、熱中症になりやすいです。
予防法
熱中症を予防するための主なポイントを紹介します。
◆室内の対策
室内の風通しを良くし、部屋の温度が上がり過ぎないように気をつけてください。猫が自由に移動して自分で涼しい場所を見つけることができるようにしておいてあげましょう。クールマットなどを部屋に置いておくのも方法です。
また水もたっぷりと用意して置いてください。
◆外出時の対策
強烈な暑さでは日陰であったとしてもかなりの温度になっています。暑いさなかの外出は危険ですので、できるだけ避けましょう。
外出する際、キャリーケースに入れて移動する場合は、直射日光などを避けるようにし、キャリーケースの置き場所にも気を配ってあげてください。
車中では、換気を十分にし、車中の温度が上昇しないようにしましょう。また濡れたタオルで時々拭いてあげるのもいいかもしれません。車を降りる際は、車内で猫を留守番させるようなことはしないでください。停車した車内は、熱がこもり車内の温度は急上昇し、危険です。
対処法
熱中症は、命に関わる病気です。少しでも早く応急処置を行うことが大切です。
◆意識がある場合
意識がある場合は、一刻も早く体を冷やし、水分補給をしてあげましょう。
まず涼しい場所に移動させ、冷水で濡らしたタオルで体を包んであげたり、保冷材をタオルで包んで首もとやわきの下、内股にはさんであげたり、とにかく急いで体温を下げることが大切です。ただし、氷水など冷たすぎる水など、冷えすぎには気をつけてください。
水が飲める場合であれば、水を飲ませて水分補給を行いましょう。
熱中症の疑いが少しでもあれば、応急処置をして必ず病院に連れて行ってください。
◆意識がない場合
意識があるなしに関わらず、とにかく体を冷やすことがなにより重要!!とともに、動物病院と連絡を取り、一刻も早く動物病院に連れて行きましょう。
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